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星の王子様に学ぶおっぱいの扱い方

栗林です。

 

星の王子さまって皆さんはご存知でしょうか。

知ってるか。

 

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

 

 

まあもちろんぼくも知ってました。

けど読んだことはなかったので東京駅のブックエクスプレスで買って新幹線の中で四半世紀生きてきて初めて読みました。恥ずかしながら。

頭でっかちな皆さんのことですからぼくと同じように知ってる知ってる〜と思いながら読んだことない人もたくさんいるでしょうからぼくが教えてあげます。

どういたしまして。

いえいえ。

そんなご丁寧にいいんですよ。

 

主人公、多分筆者であるサン=テグジュペリがそうなんですけど、は子供の心を忘れないちょっとめんどくさい飛行機乗りです。

どんなところがめんどくさいかというと、象を飲み込んだ大蛇の絵を書いて持ち歩いて、他の人に「それは帽子の絵でしょ?」って言われたらヘソを曲げてその人にはもう心を開かないというようなところです。

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著作権とか怖いんでこれは僕が書いた象を飲み込んだ大蛇の絵ですが、まあこんなん帽子ですよね。

僕のは帽子にすら見えないですね。

ただこれが帽子にしか見えないようではテグジュペリに心を開いてもらえないどころか幸せな人生から遠ざかってしまうかもしれません。

だって

いちばんたいせつなことは目に見えない

からです。

物語に出てくるキツネが言っていました。

キツネがいうことは間違いないでしょう。

僕は25年生きてきて、一番大切なのはおっぱいかなあと悟り始めたところだったんですがどうやら違ったようです。

だっておっぱいは目に見えるから!

 

そんな飛行機乗りの彼が砂漠に不時着してしまい、遠い星から来た王子さまと出会うという話です。

細部は読んでもらうとして、僕がいいなって思ったキツネの発言だけ紹介しときます。

また結構いいこと言うんすよ、キツネが。

上に引用したのもキツネの発言なんすよ。

へへ、あれキツネが言ったんすよ。

キツネの物語ではないんですけどね。

 

故郷の星に1本だけ咲いていた大切にしていたバラと、地球に何千本もあるバラとの違いに気づいた王子様にキツネが言いました。

きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ。

自分にとって何かがかけがえのないものになるということは、その何かが素晴らしいとか特別だということではなく、自分がどれだけその何かに手間と愛情をかけたかということなのです。

だから、おっぱいそれ自体が一番大切なものではないということで、僕たちがどれだけ1つの、いや、1対のおっぱいに愛情を注げるかということがどれだけ僕たちにとっての素敵なおっぱいを作り上げられるかということなのです。

巷にあふれるおっぱいを数時間、時に数分で消費し続けるような生活はもうやめませんか?

かけがえのないおっぱいを手に入れませんか?

キツネはキツネのくせに僕らにそう語りかけてくるのです。

 

物語としても面白いですし、サラっと読めますし、それでいて多くの深い示唆に富んでいます。

ただその示唆は新鮮なものではなく、なるほどー!という感動というよりはそうだよな〜ってストンと胸に落ちるようなものです。

それは、僕たちも本当はわかってるからなんです。

1つのおっぱいを大切にし続けることが一番たいせつなことなんだと。

 

おわり

 

P.S. 先日婚約しました